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ドメインとは【大阪市・行政書士】

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ドメインとは【大阪市・行政書士】

ドメインとは【大阪市・行政書士】

2021/09/23

ドメインとは

(1)ドメインの意義

ドメインとは、企業の対象とする事業の広がり、つまり、企業がどの領域で戦うかを示すものです。ドメインの役割には、①企業の意思決定の焦点になる、②経営資源を蓄積するための指針になる、③組織の一体感を醸成するといった役割があります。

 

(2)ドメインの定義・範囲・領域

ドメインの定義には、例えば「車を売る会社です」といったような、モノ中心の物理的に定義されたドメインと、「快適の移動を提供する会社です」といったような、コト中心の機能的に定義されたドメインがあります。

物理的に定義されたドメインは、わかりやすいというメリットがありますが、マーケティングマイオピアに陥りやすいというデメリットがあります。「マイオピア」というのは、近視眼的という意味です。物理的に定義されたドメインの場合、市場環境が大きく変化して商品が陳腐化すると、競争に取り残されてしまうというリスクがあります。それに対し、機能的に定義されたドメインは、コト中心であるため発展的なものにしやすいというメリットがありますが、抽象的でわかりずらいというデメリットもあります。

さらに、ドメインの範囲についても考慮が必要です。ドメインの範囲が広すぎると、経営資源が分散したり、様々な業界と事業の領域が重複し競争が激化したりする恐れがありますが、範囲が狭すぎると今度は顧客ニーズを逃がしてしまう恐れがあります。

ドメインは、その領域でも分類することができます。会社全体のドメインを示すものが企業ドメイン、事業部ごとのドメインを示すものが事業ドメインです。

企業ドメインでは、会社全体の事業ポートフォリオを決めます。つまり、将来の新たな事業を含んだ会社の各事業へ、経営資源をどう配分するかということを定めます。これは企業としてのアイデンティティを示すものです。さらに、事業間のシナジーや範囲の経済についても定めます。

また、事業ドメインでは、事業としてどこで戦うかということを定めます。この事業ドメインを考えるときの切り口としてよく使われるものに、エーベルの3次元枠組というものがあります。エーベルの3次元枠組はCFTの3つの切り口で表され、CはCustomer(顧客)、FはFunction(機能)、TはTechnology(技術)を表します。

企業ドメインも事業ドメインも一度決めたら変えないのでなく、事業環境の変化に応じて見直しを行っていくことが必要です。

 

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